かんごし父ちゃんのナース駆け込み寺!

このブログは認定看護師として集中治療室で勤務するかんごし父ちゃんが、困ったナースや看護学生が気軽に学べる内容の情報や2児のパパとして育児に奮闘する日記をゆる〜く描いたブログです。

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看護師って職業としてどうなの?を考える。(年収や就職先は??)

 皆様こんにちこんばんは!

たった今、子供を二人送り出した看護師と〜ちゃんです。

 

今日はお休みなので、朝ごはん準備→食べが悪い子供を煽る(奥様がイライラしはじめ、、、いや嘘です)→長女を送り出す→下の子をトイレに連れていく→下の子を送り出す→とりあえず食器洗いと掃除を済ませる→鬼滅の刃を見る(ムフフ)

 

ゼェゼェ、、(朝の子供ってスローリーなんですよねぇ汗)

 

奥様はパートに出勤ですが洗濯物を干してくれたりと、いつもの分担作業。

と〜ちゃん一家は共働きなので、結婚当初から家事は分担作業でございます。

 

さて、今日は循環のお話から変わりまして、看護師を1つの職業として考えていきましょう。

 

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■この記事は以下の人におすすめです⭐︎

・看護師を目指している、興味がある

・看護師を考えているけど今一歩踏み出せない(特に転職の方はおすすめ!)

・男性として看護師を考えている

・看護師を目剤しているけど収入面とか不安

 

 

この記事では、看護師という職業の収入面や勤務形態、就職先などについて看護師経験11年目のと〜ちゃんが説明していきます!

この記事を読んで、少しでも皆様の後押しができれば嬉しいです^^

では早速いきましょう!

 

目次

 

 

看護師の就職先

以前、と〜ちゃんは所属している病院から近隣の高校へ職業講話*1に行ってくれと要請されて高校生に看護師の仕事を説明しに行ったことがあります。

 

そこで、看護師の就職先について話しました。

パッと思いつくのって病院じゃないですか??

恐らく最もポピュラーで就職する方が多い就職先が病院ではないでしょうか。

実際に調べてみると以下の厚生労働省の調査結果(平成24年)がありました。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000072895.pdf

これを見ると、就職先として最も多いのはやはり病院(61%)でした!

資格をとって一番最初に就職するのはほとんどの方が病院です。

(最近では訪問看護ステーションにダイレクトに就職する人もいます)

次に多いのは診療所(21%)でした。

診療所?と思った方もいると思いますが、簡単にいうと入院病床がないクリニックのことです。

あとは介護施設とか助産所が入っていますが、これもなんとなくイメージが湧くかと思います。これだけでは、当たり前なのでこんな所もあるんだ!という就職先をお話しします。

 

〜看護師の意外な就職先〜

・保育園

・空港(検疫官)

厚生労働省(看護系技官)

・一般企業

 

どうでしょう?あまり馴染みのない就職先だと思います。それぞれ見ていきましょう。

 

■保育園

あまり看護師がいる保育園って少ないと思います。

実は厚生労働省は保育園に看護師を配置することを推奨しているのです。

仕事内容は子供の健康管理や予防接種の管理などの保健指導、アレルギーなどの管理だそうです。

と〜ちゃんも子供がいるので、気持ちが分かりますが、保育園で急に体調が悪くなったりするんですよねぇ。そしてアレルギーに関しては、最悪の場合”アナフィラキシーショック”を起こす可能性もあります。その時に看護師がいてくれたら安心ですよね♪

当然病院と違って夜勤がないので夜勤ができない方、子供が好きな方が良いのかもしれませんね。

 

■空港(検疫官)

以前知り合いのセミナーに参加した時に知った就職先なんです。

検疫官ってご存知ですか??

空港や港湾で検疫衛生業務を行う国家公務員(厚生労働省だそうです。

国内に感染症を持ち込まない、持ち出さないという危機管理をしてくれている重要な仕事ですね。

看護師で国家公務員というのは魅力の1つではないでしょうか。

就職するには、一定の看護師経験が必要のようです。

気になる方は、検索してみてください!

厚生労働省のHPに詳細が書いてあります。

 

厚生労働省(看護系技官)

引き続き国家公務員でございます。

看護系技官とは看護や医療に関わる政策を整備してくれる職業です。政策以外にもWHOをはじめとする国際的な組織との連携などとても幅の広い仕事のようです。

こちらも厚生労働省のHPに詳細が書いてあるので、調べて見てくださいね!

 

■一般企業

と〜ちゃんの同期の1人が病院から一般企業に転職していました。

企業では社員の健康管理や保健指導などの役割を担うようです(多くは保健師の資格が必要だと思います)。その他にも、医療機器メーカーなどへの就職もあります。

医療機器メーカーは営業や開発への参画など様々なポストがあると聞いています。

医療機器メーカーは外資系の企業も多いので、働く環境や給料体系が違うんでしょうねぇ。

ストーマ人工肛門)や医療機器への専門知識を持っている方は特に有利だと思います。

 

 

就職先についてご紹介しましたが、どうでしょう?

病院以外にも多くの就職先がありましたね。

今回紹介した就職先以外にも看護学校の教員や大学教授など看護師の働けるフィールドはとても多いです。

 

これって凄くないですか?

 

1つの資格でここまで幅の広い就職先や業務内容がある仕事って、そう多くはないと思います。

これだけ、日本社会の中で看護師という職業のニーズが高いことが分かります。

看護師の皆様、誇りを持ちましょう!

 

Be proud of your job!!(英語あってます?w)

 

看護師の年収 や手当ては?

と〜ちゃん自身の具体的な年収を公開いたします。

ただ、看護師は働く場所によって給料が大きく変化する職業でもあります。

なぜかというと、夜勤の有無や諸手当によって変わるからです。

 

■と〜ちゃんの例

以下に施設・勤務形態について示します。

・3次救急の総合病院(地域は関東近辺です→地域差はあると思います)

・公立病院(母体が自治体や国の病院です)

・地域の中核病院

・三交代勤務

▷在職期間:10年

▷役職:主任職

▷手当て

・夜勤手当(一番インパクトが大きい)

・扶養手当

通勤手当

・祝日手当て

・残業代

・夏冬にボーナス

▷昇級

・年1回:勤務評定によって4000〜10000円程度の基本給の昇級

 

ざっくりと示しましたが、昨年の年収は約720万円(手取り年収ではない)でした。

年間の有給消化は10日以上、夏休暇5日間、比較的休暇希望は取れる。

高いか低いかは分かりませんが、休みもしっかり取れるのでバランスは良いと思ってます。

 

あと、看護師の収入面の特徴として、若いうちから同年代と比べて一定水準の給料をもらえます。

これは、夜勤手当ての影響が大きいと思います。就職から3年目以内で夜勤をしっかりやっていれば年収400万円台は超えると思います。

夜勤に関しては、大変な部分はありますが慣れもありますし、夜勤明けを有効に使えるメリットもあります。

 

デメリットとしては、病院に休みはありませんから年末年始(くじ引きのところが多い?)も働くことになります。

ただ年末年始は手当てが良いので、プチボーナスです、、フフ。

収入面はこんな感じです。イメージ湧いたでしょうか?

 

男性で看護師って?

さて、看護師になろうか迷っている人のなかに男性だからと迷っている方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと全然平気です。

総合病院であれば、男性看護師がいない施設はほとんどないと思います。

と〜ちゃんの同期は男性が多い年ではありましたが、10人近くいました。

今の部署にも5名ほどの男性がいます。

男性が多く所属する部署として、精神科や救急、集中治療室などが多いです。

精神科に関しては、歴史的な背景もありますが現在も多くの男性が活躍しています。

最近では男性看護師が広く認知されているので、業務の障壁になることはほとんどありません。

 

たまーにベテランのお姉様の中には、男キラーイという人もいるのは事実です笑

ただ、これは人間関係ですから看護師に限った話ではないとも思います。

これも社会経験の1つですな!!w

結論としては男性だから働けないということはなく、仕事をする上での性差もなくなっているのではと思います。モチロンお産とかは難しいですが、、

 

父親の職業としては、メジャーではないと思いますがと〜ちゃんは看護師の仕事を誇りに思ってますし、子供にも看護師であることを伝えています。

 

一般の職業からの転職だから踏み込めない

最後に看護師への転職をお考えで「専門性の高い職業だから踏み込めない」という方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、これも問題ありましぇん!!

もちろん高校・大学を卒業してストレートに看護師にるパターンは多いです(と〜ちゃんもそうです)。

ただ、職場には色々な背景を持っている人がたくさんいます。

例えば、元美容師とかパチプロ(学校の同級生)、鳶職とかサラリーマンとか。

医療職種でいうと救命救急士からの転職が多いと聞きます。


なので全然問題ありません!

 

あとは年齢はどうでしょう?

と〜ちゃんは専門学校(看護学校ってやつ)でしたが、同級生の約半分が社会人入学でした。

年齢層は幅広く20〜40代の人がいました。

浪人の人もいました。

また、子供がいるママさんもいました。

と〜ちゃんの学校は学費が安かったので、社会人の人が多いのでしょう。

学校は年齢層や背景が多様だったので、学校生活は楽しかったですね!

麻雀教えてもらったり、キャンプ行ったり、飲みに行ったりとね、、

当時、7歳年上のお姉様に恋をしたことも、、、、笑(別に聞いてない)

いずれにしても、転職に関しては全然問題ないと思います!

周りに悩んでいる人がいたらそっと背中を押してあげてください^^

 

 

どうだったでしょう?

今回は看護師の職場環境や収入面について説明いたしました。

最近では看護師のキャリア形成も多様化していて、看護師の資格をもとにスキルアップする環境がどんどん増えています。

たとえば診療看護師とか認定・専門看護師、麻酔看護師などなど。

これについてはまた今後お話しすることにしましょう。

 

それでは、

 

歯磨いて寝ろよ!笑

by 看護師と〜ちゃん

 

 

*1:高校の進路に関する授業の1つで、地域で働く様々な職業(公務員や看護師、警察官など)の方が実際の仕事の話をする授業です。事前に生徒の希望を募っていたようですが、公務員ブースがダントツNo,1だったのは時代ですね。