ICUに異動して辞めたいと思っているあなたへ
皆様こんにちこんばんは!
看護師と〜ちゃんです!
今日の内容はICUに異動(配属)になって、仕事を辞めたいと思っている方に是非読んで欲しい内容です。
というか自分自身がそうだったので、その時の自分に伝えたいことをお話しできればと思います。
この記事を読む事で、あなたのICU経験が看護師人生の中でより良いものになると信じています!
<本日の内容>
ICUに異動して感じるジレンマ
と〜ちゃんもそうでしたが、数年一般病棟を経験して希望の有無に関わらずICUに異動した方って案外多いのではないでしょうか?
まず配属されて思うのは、今までの知識や経験が通用しない!ことです。
これって本当に辛いと思います。
新人の時に失敗しまくって落ち込むのも辛いですけど、ある程度の経験があってこういう挫折感を感じるのってよりシンドイんじゃないかと思います。
そして周りから感じる、あいつこんな事も分かんないのかよ、できないナース、あいつは信用できない感です。
実際にはそこまで思われてなかったとしても、自信を無くした時ってそう感じてしまうもんです。
(と〜ちゃんは面と向かって、ICUナースとして恥ずかしい!と言われた事がありますw)
特に前の職場で、それなりの経験と役割があった人はなおさらだと思います。
そうすると負の連鎖で、過緊張になって失敗とかインシデントが増えたり、自分でもよく分からないことしちゃったり、、
これって要するに"周りとのコミュニケーションが上手にできなくなっている"ということだと思います。
とある師長との出会い
と〜ちゃんは配属されて半年くらい経過した時に、当時の師長に辞めたいということを個人的に相談したことがあります。
実際には、すでに家の近くの病院を見学しに行った後に相談しましたw
師長さんは若くして師長になった方で、認定看護師の資格も持った病院の中でエース的な存在の方でした。
あとから聞いた話では、どうやら同じ男ということもあって期待していただけにと〜ちゃんからの突然の辞めたい相談はマジで衝撃だったそうですw
師長とは何度か話しましたが、その中で当時ボロボロだった自分の心にしみた言葉がありました。
・辞めたいと思った時が逆にチャンス
・君の人生だから止めることはできないけど、ボクは勿体ないと思う
・同じ父親として失敗して頑張ってる君を応援したい
という言葉でした。
上司として、男として、そして父親という様々な角度から自分を支えるように、肯定するように励ましてもらいました。
正直ここまで尊敬できる師長と出会ったのは初めてでした。
そしてそこから少しずつ心境に変化が現れました。
続けるか辞めるか
師長との面談を通して、いつの間にか自分の中に2つの選択肢ができました。
それは、、
・続けるならとことん突き詰めて頑張る
・辞めるなら割り切って辞める
この2つの選択肢です。
このブログを読んで頂いている方はお分かりの通り、私は前者を選択しました。
今ではこの選択をして本当に良かったと思います。
転職には賛成ですし、反対はしていないです。時々、職場の後輩に転職を相談される時にはこの話と一緒に伝えることがあります。
現状に不満があって転職するのか、何か目的があって転職するのかです。
前提として話しますが、つらくて病んでいる状態とかであれば辞めたほうが良いと思います。
と〜ちゃんは、ただ何となーく不満があって目的もないまま辞めるのは避けたほうが良い。ということを伝えたいんです。
これまでこのように辞めていった人の話を聞くと、やっぱり戻りたい、とか満足できる職場がなく短期で転職を繰り返したりしている人が多いと思います。
なので転職の目的は自分で明確にしてから辞めることが良いと考えています。
続けて良かったこと
さて病院に残ることを選択したと〜ちゃんですが、その後のことをお話しします。
一番の心境の変化は、周りとコミュニケーションをとろう!と思ったことです。
苦手な人もそうでない人にも、とにかく相談したり手伝えることがないか聞いたりしました。
あとは自分の家族のことやプライベートなことも夜勤中に話したりと、、
そうするとどうでしょう?
なんかチームの一員として働けるというか、周りが自分のことを気にかけてくれるようになりました。
それまで職場で感じていた緊張感などは少しずつではありましたが、なくなっていきました。あとは勉強にも意欲が出てきました。
そして気づけば1年が経っていました。
新たにICUに異動した後輩の指導者に任命され、同じ時間を過ごすうちに自分には1つの目標ができていました。
辞めたいナースから認定看護師へ
1年前辞めたい言うてたやん!!と思う方もいると思いますが、辛い時期も乗り越えて続けたおかげで、認定看護師という1つの目標が出来ました。
きっかけは?
まず大きなきっかけになったのは、自分ができないナースだったことです。
自分がダメだったのは大前提としてあるんですが、その上で当時のICUはベテランが多く教育も見てならえ!感が満載でした。
それがダメだとは言いませんが、教育は計画的に行うことが大事です。そして楽しい!と思ってもらうことです。
皆様の中にも、そういうことだったのか!!と、楽しさや嬉しさみたいな感覚を感じた人もいるのではないでしょうか?
自分が認定看護師を目指した大きな目的は
教育を変えて、どんな人でも働きやすい、成長できる
特にクリティカルケア看護が楽しい!と思ってもらえるような環境にしたい!
ということです。
こうした思いを胸に、数年間の経験を経て現在は認定看護師として働いているわけです。
みなさんに伝えたいこと
ICUに配属されて辞めたい!と思ってる方に伝えたいのは、とりあえず1年間続けることで景色は変わります。
そして、開き直って色んな人とコミュニケーションを取ってみてください。
必ずあなたを助けてくれる人がいるはずです。
1年間続けられれば、立派なICUナースです!そして自分を褒めてあげてください。
そしてきっと辛い経験をしたあなただからこそ、素晴らしい看護師、指導者、管理者、有資格者になれるはずです。
と〜ちゃんは、自分と同じ思いをさせたくない!という思いのもと、職場で活動しています。
そしてこのブログを立ち上げました。
現場では聞けないことを、こうしたブログで知識を得て欲しいという思いがあります。
ちなみに、ミニドクター!などと言われて嫌な思いをしている方がいたらコチラの記事を是非読んでください。医学的な知識や臨床応用は看護師として正しいことをしています。
(2020,11,2追記)
さてさて、話が長くなりましたが、今日はこの辺にしておきます!
良き師長に出会ったからこそ、今の自分があります。
管理者の力って実は大きいんでしょうね。
ではでは、、、
歯磨いて寝ろよ!笑
by看護師と〜ちゃん